速読の目の動きを定着化させる【4】8の字読みトレー二ング | SP速読学院

速読の目の動きを定着化させる【4】8の字読みトレー二ング

第四ステップは、8の字読みトレーニングだ。文字の上を「8の字」を描くように視線を滑らせるトレーニングである。
まずはトレーニング・シートで練習しよう。シートに描かれた8の字の中心を支点に、矢印に沿って、太線の上を滑らかに目でなぞってほしい。この運動を一日五回ずつ、しっかり繰り返し行なうこと。なお、次ページはヨコ書き用のシートだが、タテに持ち替えれば、タテ書き用としても、そのまま使える。また、通常、読書時には行なわない方法なので、しっかり目の動きを定着させ、スムーズに視線を滑らせることができるようになったら、目をどんな風に動かすのか、実際に本を使って試したほうがわかりやすい。

では、タテ書きの場合を例に、目の動かし方のポイントを説明しよう。
【8の字読みトレーニングのやり方】
【1】文章の上で、タテ長の長方形の枠をイメージする。まず視線を長方形の中心に置く。
【2】枠の中心から左上へ、対角線に沿って視線を動かす。角まで来たら滑らかな曲線を描くように右上の角へ視線を滑らせる。
【3】右上の角から左下の角に向かって中心点を通り、対角線上に視線を滑らせる。左下の角まで来たら、滑らかな曲線を描きながら、右下の角へ視線を移す。
【4】右下の角から、次の二行の中心点に向かって視線を滑らせる。
【5】同じ要領で、二行ずつ次々に視線を滑らかに走らせていく。

ヨコ書きの文章を読む場合は、ヨコ長の長方形をイメージして、【1】~【5】の要領で視線を8の字に動かそう。8の字読みは、同時に複数行の文章を読んでいく方法である。最初は二、三行からスタートして、次第に行を増やしていこう。

トレーニングを始めて気づいた人もいるだろうが、8の字読みは枠の対角線に沿って視線を動かす際、同じ箇所を二度、視野に入れている。これを「ダブル・リーディング」という。同じ箇所を二度読むことができるので、スムーズに文章の意味が頭に入る。

これ以降、紹介する方法は、すべて一目で複数行をとらえる読み方だ。文節読み、あるいはスライド読み、順逆読みは、いずれも一行ずつ文章を追っていく方法だ。速読の初級、中級者が最初に挑戦する読み方であり、比較的マスターしやすい方法といえる。
対して、複数行を同時に読んでいく方法はテクニックを要する。通常の読書では行なわない目の動きに戸惑いを覚える人も多いだろう。だが、複数行を同時に目で追えるようになると、読書スピードは飛躍的に向上する。速読の上級者を目指している人には、第四ステップ以降の読み方をぜひマスターしていただきたい。

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