読書は"一気に"最後まで | SP速読学院

読書は"一気に"最後まで

ワーキング・メモリーは、大脳の前頭前野に蓄えられた「一時的な記憶」である。状況に応じて古いデータを引っ張り出したり、新しい情報をプールしたりとワーキング・メモリーの活躍の場は幅広い。しかし、あくまでも一時的な記憶なので、時間が経てば消え去ってしまう。
ワーキング・メモリーが記憶を保持できるのは、極めて短い期間なのだ。図を見ていただきたい。ブラウン・ピーターソン・パラダイムと呼ばれるものである。

これは、短期記憶の保持期間の実験だ。文章を読んでいる最中に妨害が入った場合に、どれくらいの間、記憶を失わずにいられるかを確かめたものである。
図を見れば、人間の記憶力がいかに脆弱であるか一目瞭然だろう。わずか12秒間、妨害されただけで、人はそれまで持っていた記憶の50%を失うのである。

これは何も他人から妨害される場合だけにかぎらない。心内辞書を使っての単語検索に時間がかかった場合も同様だ。むずかしい漢字や知らない単語に戸惑っていると、それまでの記憶はまたたく間に消えてしまう。
英文を読んでいるときを思い起こしていただければピンと来る人も多いだろう。長文読解をする際、知らない単語に出会うたびに辞書を引く人はいないだろうか? 
この方法で英文を読んでも、内容はちっとも頭に入らない。ほんの2~3行を読んでいる間に幾度も中断しているのだから当然だ。

中断をはさむほど、文章の読解度は落ちる。読書をするなら、できるかぎり途中で中断せず、一気に最後まで読み通したほうがよい。

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