視野が狭いと損をする!? | SP速読学院

視野が狭いと損をする!?

いかがだったろうか? 
特別なトレーニングを積んでいないかぎりは、視野の広さの平均は五.七文字である。大多数の人は、一文節か二文節を一つの塊として文字を読んでいるものだ。
人間の脳は、常にあふれるほどに大量な情報を処理している。その情報を受け止めるのが五感(視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚)だ。個人差はあるものの、人間は外界から受ける刺激の大部分を視覚に頼っている。そのため、五感のうち、視覚がもっとも発達している。
目がものを見るとき、レンズの役目をするのは、水晶体である。外界の像はすべて、水晶体を通して網膜に映し出される。映像は網膜の視細胞によって電気信号に変えられ、視神経に送られる。左右の視神経は脳の中で交差しており、右目でとらえた映像は左脳へ、左目でとらえた映像は右脳で処理される。
目がとらえた映像を分析するのが、大脳皮質の視覚野だ。ここで映像の性質(形や色、大きさなど)は細かく分析・検討され、意味のある情報として認識される。この時点で、映像はようやく具体的なイメージとなる。つまり、目は映像をとらえるパーツにすぎず、実際に情報を処理するのは脳なのである。

考えごとをしながら歩いていて、電信柱や看板にぶつかってしまった経験はないだろうか? 
目を閉じていたのでなければ、視界には前方の障害物が映っていたはずだ。考えごとに気を取られて、脳が注意信号を出し忘れたのである。これは目と脳の連結プレイが崩れたが故のアクシデントだ。
【1】「速読用の目をつくる』
【2】「知覚の高速化を引き起こす」
【3】「心内辞書を引く(脳内データを引き出す)スピードを向上させる」
本書では目と脳の連結プレイを鍛えるため、次の三つのステップを用意した。

目は、読書時に文字情報を脳に伝達する唯一の器官。速読力を身につけるのに目の筋肉の強化が肝要であることは言うまでもない。そして、広い視野を確保し、読書スピードをアップできるかどうかは、脳の情報処理スピードにも大きく影響する。
知覚の高速化とは、脳の活性化のこと。情報を吸収するスピードを高めることが、脳に蓄積したデータを自在に引き出す力、すなわち記憶力をも高めることになるからである。
次章以降、それぞれ具体的なトレーニング方法を紹介していくが、その前に、脳と記憶の関係について、次章でもう少しくわしく説明していこう。

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