速読理論 ワーキング・メモリの働きとは | SP速読学院

ワーキング・メモリの働きとは

 文章読解には、いくつかのプロセスがあります。ワーキング・メモリは、そのすべてのプロセスを担当しています。
 《THE CAT》や《ABC》の例でも示したように、私たちは目で見たとおりに文字を読んでいるわけではありません。文章を理解するのは、あくまでも脳です。
 図書館の例で説明しましょう。調べものをするために、図書館へ行ったと想像してください。
 広い図書館には、ぎっしりと本が並んでいます。長期記憶とは、図書館に保存されている本のようなものです
 あなたは膨大な本の中から、論文を書くために数冊を手に取りました。図書館には本がたっぷりありますが、必要なのは数冊です。これが短期記憶です。
 脳の中に保存されているデータ(長期記憶)の中から必要なものを選び、それを自在に扱うのがワーキング・メモリの働きです。また、新しい情報をデータに加えるのもワーキング・メモリです。
 すなわち、ワーキング・メモリは図書館における司書のような役割を持っていると言えます。膨大・な量の知識を管理し、必要に応じて取り出したりするのですから大忙しです。
 実際には、ワーキング・メモリの容量は、さほど大きくありません。ですから、効率の悪い使いかたをしていると、すぐ容量が一杯になります。
 本を速く読めない、読んだ内容が頭に入らない、といった現象は、ワーキング・メモリの容量不足が原因なのです。

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