速読の目をつくるトレーニング | SP速読学院

速読の目をつくるトレーニング

眼筋ストレッチ運動は、日の準備運動であるのと同時に、周辺視力を向上させる副次的な効果もある“一石二鳥”のトレーニングです。
眼筋ストレッチ運動の第1目的は、目の筋肉を柔らかくし、速読術のトレーニングによる眼筋痛(これを人は、往々にして目自体の痛みと認識します)の発生を予防することです。
第2が周辺視力を向上させることで、このトレーニングによってリーディング・スパンが広がりますから、読書時の理解スピードが向上していきます。
夜道が歩き易くなったり、広範囲を見て状況判断しなければならないスポーツに上達する、という効能も得られます。
トレーニングの目標レベルとしては、最初は20秒くらいから取り組み始めて、最終的には1分間は見られるように、眼筋力を高めていきます。
なお、コンタクトレンズは外して行なってください。
ソフトレンズでもズレる可能性がありますし、ハード・レンズですと、角膜を傷つける恐れがあります。
できる限り毎日、都合が悪い場合でも1日置きにはトレーニングを行なうようにしてください。
思い出したようにやる程度では、効果は期待できません。
さて、眼筋ストレッチ運動は、スポーツに取り組む前に行なうストレッチ運動と同様の効果があります。
激しい全身運動を行なう前には肩、首、腕、腰、アキレス腱などの筋肉を伸ばしたり柔軟にしたりします。
これによって筋肉痛、筋肉や腱断裂などの怪我を予防することができます。
眼筋ストレッチ運動は、運動不足だった眼筋の準備体操に当たります。
私たちの日常生活では、なかなか眼筋の存在を意識する機会がないのですが、速読術のトレーニングに取り組むと、否応なしに意識することになります。
この眼筋を柔軟にすることにより、ゴムのように弾力性に富んだ、強い筋肉を作っていくことが可能になります。
目の場合には、以前から「眼筋強化トレーニングを行なうことで視力を回復させられる」というベイツス理論が、学会非主流派ながら言われていました。
日本では、静岡県眼科医師会長だった本多博博士が著書『中国式・目の体操』(立風書房)の中で同様の説を唱えておられます。
眼筋ストレッチ運動や視点移動トレーニングは、6種類ある眼筋の内の、直筋や斜筋を鍛えることにより視力を回復する方法で、即眼球の周囲に付いている眼筋の弱体化によって、眼球自体がいびつに歪み、それが1つの原因になって引き起こされると考えられます。
この弱体化した眼筋を強化し、いびつな状態を元に戻すわけで、まだ弱体化の度合いが弱い仮性近視の段階であれば、1~2カ月で視力が元に戻る事例が見られます。
真性近視となると視力回復は困難になりますが、それでも、全く不可能ということはありません。
眼筋トレーニングと並行して漢方治療、鍼灸治療などを行ない、顕著な効果が得られた、という事例があります。
余談になりますが、筋肉を鍛えることによって他の病気や障害が克服できる、という話は多々あります。
横綱・千代の富士(現・九重親方)が肩の筋肉を強化することによって脱臼癖を直した、というのは有名な話です。
腰痛なども、重症の椎間板ヘルニアでなければ直せます。
そもそもの腰痛の原因は、腹筋力と背筋力が弱体化したことで、周囲の支えが弱まったために、腰椎が本来あるべき位置からズレてしまって内部の神経が圧迫されて起こります。
まず、このズレを牽引その他の療法で矯正した後、筋肉のストレッチ運動とマッサージを行なうと痛みが消えます。
このままでは、じきに再発しますから、筋肉強化を行なわなければなりません。
早足歩行、水泳のバタ足などの運動(腰に重力負担を掛けない運動)を行なうと、徐々に筋肉が付いてきてズレを起こしにくくなり、健康体を回復することができます。
椎間板ヘルニアまで進行してしまうと、素人療法は危険ですが、医師の指導の下に同様の運動療法を行なうことによって筋肉強化を図り、痛みから脱出することができます。
怪我や病気をしにくい強い筋肉にするには、ストレッチ運動→スポーツ運動→マッサージという手順を踏むのが良いと一般的に言われています。
img105.jpg(23457 byte) さて、眼筋ストレッチ運動では、まず両手を広げて親指を動かします。左右方向の視野は約180度です。
それから、顔を正面に向けたまま、目は右の手を横目で見ます。
次は、顔を正面に向けたままで、目は左の手を横目で見ます。約20秒間、視点を静止します。
それから両手を上下に広げて、親指を動かします。上下方向の視野は約130度です。
顔を正面に向け、日は上にある手を上目づかいで見ます。自分の眉毛を吊り上げるような感覚です。
そのまま視点を約20秒静止します。
今度は、顔を正面に向けたまま、伏目で下に降ろした両手の指を見ます。自分の頬っぺたを見る感覚です。
最後に、目を大きく右回りに5回、左回りに5回、旋回します。


リーディング・スパン向上トレーニング

文字を景色や記号のように眺めるトレーニングを行ないます。
img106.jpg(21759 byte) 文中の文字を読む気持ちを全く捨てて、両手を広げ本文の左右に置き、周辺視野として意識して、文字を景色や記号を見るように眺めていきます。文字の形がぼやけてくるところまで、続けて行います。
今度は、実際に意味が分かるように読んでいきます。
文字列の真横に左右の人差し指を置き、指までの周辺視野を意識して文字を眺めてください。この時に目は動かさず、頭の中は文字を順番に読んでいる感覚で理解します。
先ほど行なったよりもどれだけリーディング・スパンが向上したか、もう1度、測定してみましょう。縦書きシートでも同じ要領で行なってみてください。


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