記憶術情報 1. イメージ変換法 | SP速読学院

記憶術情報 1. イメージ変換法

1. イメージ変換法

ある言葉に対しての20分後の記憶とそれを写真として見た場合の1ヶ月後の記憶が同じだったという実験の結果がありました。イメージ化した方が言葉だけの記憶より長く保持されます。では、次の8つのメニューのイメージ変換トレーニングを行ってみましょう。

●色彩トレーニング
目で見たものを瞬時に頭の中でイメージするトレーニングです。日常生活のトレーニングとしては、電車の中でポスターを見たら、目をつぶりイメージで色や形を思い出します。では例題として国旗で練習します。最初に、国名が表示され、次に国旗のいわれが説明され、最後に国旗がパソコンにでてきます。世界の国々を色彩イメージで理解する訓練です。


●写真イメージトレーニング

写真や絵で見たものをイメージ再生するトレーニングです。注意力を働かせて、約10秒間観察し、目を閉じて写真や絵のイメージを思い出します。目を開きどこまでイメージできたか確認してください。これを繰り返し行い、紙に書き出します。






●単語イメージトレーニング

単語のイメージに相当するイラストがあり、単語をイメージ変換して理解します。頭の中の長期記憶装置にイメージの辞書を作っていく訓練です。インプットができたら、イラストを見ないで、イメージのアウトプットを行います。
パソコンでのトレーニングはエンドレスで行いますので、スピードをどんどん速めて頭の中からイメージを瞬時に引き出せるよう訓練します。

【練習:名詞編】
以下の単語を見て、頭の中で、イラストのようなイメージに変換してください。抽象的な内容は具象的な内容に変換してイメージしてください。


【練習:動詞編】
動詞については、名詞とセットでイメージしてください。
名詞が抽象名詞の場合は、具象的な内容に変換してください。
イメージしている内容に動きをつけてください。

【練習:形容詞編】
形容詞については、名詞にかかりますので、
その形容詞と名詞とのセットでイメージしてください。
名詞が抽象名詞の場合は、具象的な内容に変換してください。


●漢字イメージトレーニング

漢字のなりたちをイメージ化して理解します。以下にへんの成り立ちを説明します。
それぞれのへんから成り立つ熟語を見てイメージします。サンプルを示しましょう。

にくづき
肥満→動脈→大脳→胸囲→肺炎→胃腸→心臓→空腹

このように漢字は最初に象形文字からスタートしており、イメージを表していました。そして、言葉が増え、漢字が複雑化するにつれ、どんどんイメージからかけ離れていきました。日頃はイメージが土台になっていることを忘れてしまっています。

●英単語イメージトレーニング

英単語を日本語に変換せずに、イメージ変換するトレーニングです。イメージ言語は世界共通語です。英会話の中で日本語変換を入れるとネイティブの語るスピードについていけません。イメージに変換する癖をつけておくと記憶に残りやすく、スピードアップできるので、実用的です。

●英文イメージトレーニング

英文を一つの場面や情景としてとらえ、イメージ変換するトレーニングです。小説を原文で読む時など、イメージ変換を用いると記憶に残りやすくなります。

●文章イメージトレーニング

文学作品を場面、情景ごとに分けて、文章をイメージに変換しながら読んでいきます。読み終わったら、目を閉じて、イメージで思い出します。芥川龍之介のトロッコ、羅生門、鼻、蜜柑、杜子春など情景描写にすぐれた作品がたくさん残っています。小説だけでなく、戯曲や詩も文章イメージ訓練がしやすいです。俳句、詩、戯曲、小説の内容をイメージしながら読んでみましょう。読み終わったあと、目を閉じてイメージを思い出してください。

●映画イメージトレーニング

レンタルビデオ店などで見たビデオの映像を映画の原作を読みながら思い出すトレーニングです。イメージが弱い部分はDVDなどで静止させてじっくり観察してみましょう。映画では特に動きを伴なったイメージのトレーニングになります。


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