速読の知識 音声化して読むか、イメージ化して読むか | SP速読学院

音声化して読むか、イメージ化して読むか

この精読スピードは、単語の音声化(頭の中で声に出して読んでいるような感覚の読み方)と密接な関係を持っています。
記憶に残る読書の方法は、音声化か、イメージ化か、チャンキング(文章をかたまりとして処理する)になります。イメージ化とは、言葉の意味するものを頭の中で映像化することです。例えば「団子」という単語を見たら、串に刺さった美味そうな団子の姿を脳裏に描く、というような読み方です。
しかし、司法試験の問題文や法律の内容を、同様の要領でイメージ化するのは、極めて困難です。実体を持たない、抽象的な概念を意味する単語が大多数を占めているからです。憲法・民法・刑法・商法などの六法や条文、判例等のような言葉を細かく分けてイメージするのは、ごく部分的には可能だとしても全体的には、ほとんど無理でしょう。部分的にイメージ化できる言葉にしても、日常生活でありふれたものではなく、イメージ変換するのに時間がかかりすぎて、現実的、実用的ではありません。

次に、大学受験の問題文の抽象的な説明文をイメージ化できるでしょうか。基本的に、無理なくイメージ化できる言葉は、具象的な内容に限られます。
小説ならば具象的内容のものが多いので、場面、背景をイメージ化して、映画を見るようにイメージで読むことができますし、記憶に残ります。ずっと昔に読んだ小説の文章を、言葉ではなく、例えば田園風景といった情景のイメージで記憶に留めている方も大勢おられるのではないでしょうか。
国語以外の受験問題の説明文でも、中学受験のレベルでは、まだまだ具象的内容がほとんどなので、イメージに変換して読むことができます。ところが、中学生以上になると、イメージ化の困難な文章の占める割合が増えていきます。

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