「速読は嘘」と思ってしまう理由は……気持ちの問題?! | SP速読学院

速読ブログ

2023.09.14
インストラクターより

「速読は嘘」と思ってしまう理由は……気持ちの問題?!

連日暑かった夏にも、ほんの少し陰りが出てきています。
東京教室で学生さんとお話していると、夏休みは海外旅行に行った!という楽しい思いで話や、宿題が終わらないから頑張らないと~!という焦りの声を聞くようになりました。
ちょっとセンチメンタルな気持ちを勝手に?味わっている、東京教室の継本です。

さて、今回はタイトルの通り『速読ができる、というのは嘘なのでは?』というテーマに切り込んでみます。
速読インストラクターをしています、と自己紹介をすると、本当にできるの?と訝しげに尋ねられます。
10年以上前になりますが、速読がテレビで沢山取り上げられた際には、教室に来られた無料体験レッスンの受講生にも、本当にできるの?目の前で実演して欲しい!とよく言われました。

長年疑問だったのが、どうして速く読む=理解度が下がる、と思われるのだろう?ということです。
裏を返せば、ゆっくり読む=理解度が上がる、となるのですが、必ずしもスピードと理解度が比例するわけではない、というのは実体験からも感じる方が多いのではないでしょうか?
また、教室に来られる方にヒアリングしていても、時間はかかる割に読めていなくて…という悩みを抱えている方は非常に多いのです。

速読的な観点から言えば、もちろん「目の動きのスピードと理解度が釣り合っていない」という可能性はあり得ます。
ただ、目の動きのみ、内容を一切読まずに動かせるスピードの限界は4000文字程度。
しかも日々トレーニングをした結果としての数値であり、初めて計測すると、ほとんどの方が2000文字程度です。
2000文字の目の動きに自分の理解度が追い付かない可能性はもちろんあるのですが、2000文字というと、1行1.5秒程度で見続ける必要があります。
つまり3秒で2行ほどなのですが、動かし続けるのはかなりキツいほど早いスピードです。
そのため、何もトレーニングしていない方が終始この速度で目を動かし続けて読んでいる、とはなかなか思えません。
また実際に読書をしている際には理解するために事前とスピードを落とすため、内容の理解が困難になるほど目が早く動き続けてしまう、というケースはかなり稀なはずです。

それでは、なぜ読書スピードが速い=理解度が落ちる、と考えてしまうのか。そのヒントが、産経新聞の記事にありました。

引用;https://news.yahoo.co.jp/articles/706fe871f2f2eae6b0ec681dc215bba4b9d2e399

中学受験に関する記事なのですが、大きなポイントはここです。

>500字のところに線を引き、ここまで読み終えたら顔をあげてくださいというと多くの子が早めに顔をあげます。じゃあ、3千字を6分以内ということに設定して計測すると、かなり早めに次々と顔をあげていくのです。明らかに速すぎるのです。

>読み方がわかっていないか、目で追っているだけかのどちらかということになります。読み方がわかっていない場合はその後一緒に学ぶわけですが、目で追っているだけの場合は厄介なのです。そもそも読む気がない。文章が難しすぎて読める気がしていないのです。

そう、そもそも理解のスイッチをオフにしている、ということです。
ドキッとした方も多いのではないでしょうか。
難解な言葉が並んでいる書類を目にしたとき、読んでいるつもりだけど、目が上滑って入ってきていない、脳はぼーっと別のことを考えている、そんな状態です。

私が以前『THE 体感』というTBSのテレビ番組に出演した際、装着すると自分が見ている場所が点として画面上に表示される眼鏡のような機器を使って、読んでいる場所が解るようにしてもらいました。
その際に比較として、ほとんど本を読んで来なかったという同年代の女性にも同じ機器を装着した状態で、本を読んでもらいました。
すると、私の読み方が文字の上をなぞっているのに対し、その方は文字以外の場所を見ているときもありました。
白紙の部分を見ていたり、同じところに留まったりしている時間も多いのです。
つまり、目で追っているように見えても、そもそも文字自体を全部的確に追っているわけではない、ということです。
(その際のダイジェストは本HP内にあります→https://www.pc-sokudoku.co.jp/tv_all.html)」

なので、読書速度が速いと理解度が落ちる、ではなくて、そもそも理解できていなくて見ているだけになっているため、読書速度(というか読み終える速度)が速く感じる、のです。

なので、まず理解度の改善のためには「すべての文字を目に入れて捉えたうえで理解する」ことが必要になります。
逆に言えば、そこさえ改善できれば、最初に申し上げたように目の動き自体は日本人の読書スピード平均500文字/分より基本的には早いわけですから、すぐに読むスピードは上がるのです。

どの程度のスピードを速読というか、というのは定義がない以上、難しい問題です。
1冊1分とか、1頁1秒とか、もちろん超能力のような数字でないと速読とは言えない、という方もいるかもしれません。
けれど、例えば自分の今読んでいる本をもう少し効率よく読みたい、テストの問題文をしっかり読み終わりたい、ということであれば読み方次第ですぐに速度を上げられます。
それでもやっぱり、本当?!と気になった方、ぜひ60分の無料体験レッスンにいらしてください。
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