仕事が3倍速くなる超速★記憶術 中経文庫
著者紹介 若桜木 虔
1947年静岡県生まれ。東京大学大学院生物系博士課程修了。SP速読学院顧問。読売文化センター町田、NHK文化センター町田にて小説家養成講座の講師を務め、22名の生徒をプロ・デビューさせている。
目 次
序章 一分・一秒を争うあなたの学習効果が大幅にアップする!
1 高資格という日本社会のハードル
日本では高資格が求められている
試験に伴う二つの重要ポイント
2 能力アップの最大ポイント=チャンキング
試験勉強の質はあげられる
速読術の一里塚――チャンキング
チャンキングの読み幅を拡大していく
3 脳もトレーニングによって鍛えられる
速読トレーニングもスポーツトレーニングも同じ
カルタ名人の広大な視野
内容の把握力を落とさずに文章を読む
広角度読書法は試験勉強の最大の武器
第一章 速読すれば記憶力も増す
1 頭の良さと思われているのは単なる記憶力
記憶力さえよければ、高学歴は得られる
前例がない場面に遭遇した時
誰でも頭がよくなれる
2 速読術に対する、ごく一般的な誤解
文章の把握力が落ちる読み方は速読術ではない
役に立たない斜め読み速読術
把握力を落とさない速読術の読み方
3 “視手”を使う読み方を覚えよう
手の障害者は視線を指として使用する
視線は投網のように広げることができる
4 視野に関する常識の落とし穴
視野を広げて見るほど記憶の定着率はあがる
広角度視野=記憶定着率アップの実験
5 広角度視野で読書するには、どうすればよいか
とにかく視野を広げてみよう!
視野を狭めてしまう元凶は音読教育にある
文字があるから記憶力は衰える?
6 文字に対する見方を根底から変える
アイヌの「ユーカラ」に記憶術のヒントが
なぜ私は優れた記憶力を得られたのか
頭の中に“速読兎”を飼おう!
条件反射を克服する難しさ
第二章 「超速★記憶術」への道を歩もう
1 ステップを踏んで能力を段階的に伸ばす
欲張らず、千里の道も一歩から
即席即効の速読術
試験においても歴史は繰り返す
2 ほんの少し、本の読み方を変えてみよう
速読術の第二ステップ――チャンクの拡大
二歩前進して、駄目なら一歩後退してみる
3 大脳を活性化させるためにやるべきこと
速読術の修得には副交感神経を活発化させる
個人差が大きい交感神経と副交感神経の作動
試験時のアガリ防止にも効果的な速読術の訓練
4 あなたの身近な場所に大脳活性化の教材が!
失敗したら、焦らず原点に戻ろう
歌詞カードも速読術のトレーニングになる
詩集でチャンキングのトレーニングを
第三章 大脳を活性化し、記憶力を高める
1 今こそ小脳の時代から、大脳の時代へ
とりあえず目先の目標は初歩の速読術でクリア
潜在能力のワンランクアップに挑戦!
情報量が同じでも、読み方に個人差が現れる
2 直列処理から並列処理へ、大脳のスイッチを切り替える
読み取りブロックを複数行にアップ!
私たちの身近に見受けられる並列処理の実例
自分の目指す分野の基本語彙を脳裏に刻みつける
どんな分野であっても基本単語は二〇〇~五〇〇個
基本単語のチャンキング教材を作成するのが「超速★記憶術」の早道
3 並列処理から映像記憶へ
同時の複数行読みにチャレンジしてみよう!
複数行のまとめ読みができれば、記憶力も同時に向上している
記憶力のチェックをやってみよう!
第四章 記憶力強化から、記憶術へ
1 単純な記憶力強化から、系統立った記憶術への道
文書内容をイメージ化して脳裏に思い描く
イメージ化することが記憶術の基本
情報量が多いほど記憶しやすい――現実は予測の正反対
2 イメージを糊として用いて情報を貼り合わせる
自家製の“イメージ糊”か、市販品を活用するか
記憶術の逆説――膨大なものほど一発で覚えられる
参考書は項目が連鎖方式で書かれているものを選ぶ
3 正しい方法によって鍛えられ、記憶術に昇華する
誰でも最初から記憶力がいいわけではない
とにかく体系立った文章で記憶するのが基本
4 理解不能な文章をどうやって記憶するか
難解で分からないほどイメージ化力が求められる
伝聞報告は直接体験に変換してイメージ化するのが記憶術の鉄則
間接体験を直接体験に変換するには元映像が必要となる
第五章 就職試験、各種資格試験のための「超速★記憶術」
1 どうやって一般常識問題に取り組むか
テレビもインターネットも大いに活用しよう
まずは日本文学史から
ブツきり情報の記憶には語呂合わせを使う
ダイジェスト本で“急がば回れ”の手もある
四字熟語や難読漢字も頻出される
潜在能力を伸ばす秘訣は必要に迫られる状況に身を置く
2 潜在能力を引き伸ばすための基本原理
「心理的な必要性」と「物理的な必要性」は根本的に異なる
英語は和訳文と一緒に覚えるのがベスト
3 実戦、資格試験対策の記憶術へ
自主教材を作成してみよう
ベストの方法は丸写しにあり
手は外に出た脳である
パソコンで打ったほうが記憶は定着する
自分で四倍角教材を作成してみよう
大文字の教材ほど視野が拡大されて「超速★記憶術」が身につく
パソコンのディスプレイ画面がそのままトレーニング教材に
一石二鳥の自主トレーニング教材作成
自主トレーニング教材の唯一の弱点
試験勉強の基本は「塵も積もれば山となる」にあり
努力に優れる天才なし――は試験勉強にも当てはまる
4 記憶術マスターの秘訣は無理をしないこと
方向違いの記憶方法を排除しよう
忘却とは優れた自己防衛本能
語呂合わせ記憶術の弱点
資格試験必須の法律条文の語呂合わせ記憶術
おわりに