第五回 「一日と少しで会得」

第五回 「一日と少しで会得」

橘先生「SPの場合は、1人1人個別指導で、インストラクターが一対一でついていきながら、細かく指導していきながらやっていって、細かい色んな測定をやって、評価していきながら、訓練していきます」

永田「それで教室にたくさんのインストラクターの方がいらっしゃるわけですね」

 うんうん、と頷かれる橘院長。
 さりげなくお茶を下さった女性の方も、インストラクターでいらっしゃいました。

永田「だいたい皆さん、どれぐらいの期間でマスターされるんですか?」

橘先生「平均して、三十時間くらいです。早いペースでマスターなさる方も多いですよ。家で練習されるとなお早いですね」

 三十時間というと、一日ちょいです。会得できる速読スピードと並んで、にわかには信じがたい数字が飛びだしています。
 ひょっとして、それも『できる人』の話では? などと思う私。
 お話の続きをうかがいます。

橘先生「潜在能力の使われていない部分をかなり刺激します」

永田「潜在能力、ですか」

 まだ表面に現れていない能力を引きだして、読書スピードをアップさせるということですね。

橘先生「読むっていう行為の中に、どんな作業が組み込まれているかというと、

・目を動かす。
・頭の中で音に変換する。
・記憶を検索していく(今までの経験で得た知識を検索していく)。
・文法的な処理をして、あらすじ、文章を大雑把に理解する。
・正確な理解に到達する。
・文章を記憶する。
・深い思考を働かせる。

 こういったことが行われています」

 一口に『読書』と言っても、さまざまな過程を踏んでいることがわかりますね。
 読み方についてうかがったお話は、次号へ!

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