速読、記憶術の情報

スムーズに動く目をつくろう…… 視点移動トレーニング

それでは、視点移動トレーニングに入ろう。このトレーニングの目的は「目をすばやく動かせるようになること」と「行間移動をスムーズに行なえるようになること」である。読書スピードが遅いと悩んでいる人の中には、行間移動をスムーズに行なえない人もいる。次の行へ移る際、誤って一行飛ばしてしまったり、逆に戻ったりしてしまうケースだ。
読書経験の乏しい子供のうちは、とくにこの傾向が見られる。小学校に入学したばかりの児童は、まだ行間移動をスムーズに行なうことができない。そのため、次の行に移るときに間違えないよう、行を指でなぞりながら読んでいる。
視点移動トレーニングは、速読用の目をつくるために、視野拡大トレーニングと同様、欠かせない訓練である。日本語の場合、文章は上から下、あるいは左から右の一定方向に流れている。本を読むときの目の動きは、上下、左右のいずれかの反復運動だ。

視点移動トレーニングの第一段階として、視線を上下左右に滑らかに動かすための訓練を、励行しよう。
すばやくスムーズな目の動きを定着させるために、専用のトレーニング・シートを用意した。
剣道やバドミントンの素振りのように、毎日トレーニングを行なっていただきたい。
もちろん、実際の本でも同じトレーニングはできるが、文字を読みたい衝動に駆られるために、視線を動かすスピードが鈍りがちだ。
トレーニングを実施すればわかるが、目を速く動かすのは、思った以上に負荷のかかる作業である。すばやく滑らかに視線を動かせるように上達するまで、じっくりトレーニング・シートで練習しよう。このときも、眼筋ストレッチ運動と同様、コンタクト・レンズを外してトレーニングを実施すること。


■視点移動トレーニングのやり方
※トレーニング・シートは、印刷してお使いください。

【1】トレーニング・シート(タテ)を見ながら、可能なかぎり、すばやく太線に沿って視線を動かす。同じ運動を五回繰り返す。
【2】トレーニング・シートを「谷折り」線のところで二つに折る。
【3】次に「山折り」A線でシートを折り返し、天地を短くする。その状態で、【1】と同様の運動を五回繰り返す。
【4】続いて同じ要領で、トレーニング・シートを「山折り」B線のところで折り返し、【1】と同様の運動を五回繰り返す。
【5】今度は、トレーニング・シート(ヨコ)を使い、同じ要領で左右の視点移動を行なう。ただし、シートは折り返さず、一定のままでよい。

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トレーニングの到達目標は、一分間で【1】~【3】または【4】、もしくは【5】の運動を終えることである。慣れないうちは目が疲れるが、ほどなく解消されるので頑張ってほしい。
太線に沿って丁寧に、かつすばやく視線を走らせていこう。ポイントは「広く浅く」視線を動かすことである。
トレーニングの効果を確かめるためにも、毎回の所要タイムを計測してシートに記録するといい。所要タイムが次第に向上していくのを実感できれば、トレーニングを欠かさずに行なう習慣づけの動機となる。
トレーニング・シートで目の動きを定着化させることができたら、実際に本を使って同じトレーニングを実施しよう。だが、決して文字は読まないように。日本語であっても、まったく見たことのない外国語と考えて、文字の上に目で線を引く要領で視線を滑らせること。それが、スピード向上のコツだ。文字がはっきりと見える程度でトレーニングを行なうのがよい。それ以上の速さになると、視線が文字の上から脱線してしまう恐れがある。
トレーニング開始直後は、2~3分かけて十ページ見るのがせいぜいである。しかし、やがてタイムは日を追って短縮されていくはずだ。焦らず、じっくり取り組もう。
なお、一日のトレーニング時間の目安は、眼筋ストレッチも含めて15分程度。このあと紹介する各トレーニングを組み合わせて楽しみながら速読用の目を養っていこう。くれぐれも練習のしすぎには注意すること。

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