六つの目の筋肉を動かす | SP速読学院

六つの目の筋肉を動かす

六つの目の筋肉を動かす

先ほど鳥の目は回転しないと紹介しましたが、人間の目はぐるりと回すことができます。それは眼球の動きが、眼球についている六つの筋肉によってコントロール(制御)されているからです。
いったい人間の目は、どのようにコントロールされているのでしょう。

まず四つの直筋が、筋肉のつけ根から比較的まっすぐに伸びています。そして、二つの斜筋は、角度を持って目の表面につながっています。これらの筋肉が協調することで、眼球の動きを正確にコントロールすることができるのです。
同時に、そのおかげで視界が最大限に広がり、視野の中の約十万もの点に焦点を合わせることもできるのです。また、両目が同時に一点を見ることができるのも、この筋肉の協調作業のおかげです。
それでは、眼球を動かしている六つの筋肉を次に挙げてみましょう。

内直筋:内向きの運動を支配しています
外直筋:外向きの運動を支配しています
上直筋:上内向きの運動を支配しています
下直筋:下内向きの運動を支配しています
上斜筋:下外向きの運動と、グルリと回す車輪回転運動を支配しています
下斜筋:上外向きの運動と、同じく車輪回転運動を支配しています

こんな筋肉があることをご存じでしたか?
それでは、自分の日常生活を思い浮かべてみてください。
普段は、右に挙げた六種類の筋肉の全部を動かすことは、まず絶対にといってよいくらい、ないはずです。ですから、一日の生活パターンの中に眼筋トレーニングを取り入れてみてください。
これは、運動不足だった眼筋の準備体操下です。バレリーナの柔軟な体には、日々の柔軟体操が欠かせません。速読のための柔軟な眼筋を作る、予備トレーニングだと思ってください。
肩こりをほぐすのと同じように手軽に行なえますから、日常の勉強や読書、パソコンや事務処理などの合間に、ぜひやってみてください。仕事にともなう眼精疲労も回復させることができることでしょう。
スポーツをする上で、ケガや故障を起こしにくい体を作るには、最初にストレッチ運動をすることがすすめられます。ストレッチ運動→スポーツ(テニス・サッカー・野球・水泳・マラソンなど)→ストレッチ運動→マッサージという手順を踏むのが定石です。
これと同じで、目もやはり筋肉で支えられていますので、筋力トレーニングの前には必ずストレッチ運動をしてください。
眼筋ストレッチ運動は、運動不足だった眼筋の準備体操にあたります。
目の筋肉痛が起こると、人はしばしば眼球自体の痛みと認識します。眼筋ストレッチで目の筋肉をやわらかくほぐし、筋肉痛の発生を予防しましょう。
眼筋ストレッチの第一の目的は、目の準備運動ですが、副次的に周辺視力を向上させる効果もあります。周辺視力が向上すると、一度に目がとらえる範囲が向上するので、夜道でも歩きやすくなります。
ネコ科が夜目に適していて、辺縁視野が発達していると触れました。そして、この辺縁視野には粁体がたくさんあります。人間の中心簡の周辺で、あまり鮮明には見えないけれども、光には敏感な部分のことです。夜道でも歩きやすくなるのは、この粁体の反応がよくなるからでしょうか。
さらに人間の目は、ネコの目ではないので夜以外でも役に立ちます。
広範囲に注意を向けて、状況判断を必要とするようなスポーツ…野球、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどには有効でしょう。
日常生活の場でも、高速で走行する車の運転では周囲の状況判断が瞬時に行なえるようになり、安全性が高まります。


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