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読書スピードを測る

読書スピードを測る

トレーニングを開始する前に、まずは現在の読書スピードを計測します。
手元にストップウォッチを用意して、次の文章を読み終わるまでに要した時間を計測してください。文章はA~Eまで五種類あります。どれでも好きなものを選んでください。例文は、いずれもおよそ六百字です。
計測だからといって力んではいけません。いつもの読み方と同じ感覚で読んでください。
それでは始めましょう。

A(一九九八年法政大学法学部入試問題)
『〈現代〉の精神分析と武満徹』河合隼雄著

精神分析は私の専円であるが、音楽はシロウトである。武満徹の音楽は好きであるが、特に熱心に聴いているのではないし、もちろん、音楽を分析することなど思いもよらない。それでも、シロウトながら、武満の音楽に「現代」を感じることは多い。
とすると、いったいその現代とは何なのか。これについては、私の専門の世界で感じることを述べねばならない。相談室で会う人々についてその特徴を一言守えばまずその不安の深さをあげねばならない。それは非常に深いので、その人をおびやかすのだが、その人にとってそれがどこから来るのか、なかなかわからないのである。
かつて、フロイトが精神分析をはじめたとき、患者の不安の源泉をたどってゆくうちに、その患者の幼児期体験に何らかの原因を探し当てることができると考えた。しかし、ここに述べたような現代人の不安は、とうていそのような図式によって理解されるようなものではない。そもそも何か原因があって、その結果として不安が生じているなどと言えるものではない。それは人間存在に探く内在しているとさえ、言いたくなるほどのものである。
深い不安と関連して、現代人の問題として一吉守えることは、中心の喪失ということであろう。何かを中心として、それによってすべてが統合される、というイメージが人間に安心感を与えていた。唯一の神が中心に存在するとか、天皇が中心に存在するとか、単純に信じた時代があった。

B(推理小説)
「湘南葉山の三重殺人」若桜木慶著(大創産業)

バブル崩壊以来の不景気で、これまでは気楽にタクシーを利用していた人間も滅多にタクシーを利用しなくなった。
流しても流しても、まるで客が拾えない日もある。
(こんな調子が続くんじゃあ、まだ若くてスタミナのあるうちに、宅配便の運転手にでも転業することを本気で考えてみるか)
そんな弱気なことを考えるようになっていた、四十歳の個人タクシー運転手の柴山吾一だった。
だが、その日は一転して、まるで奇跡のように次々と客が拾えた目だった。かつてのバブル景気が戻って来たかのようである。
客を指示された目的地に送り届ける。すると、何ほどの距離も走らないうちにすぐ次の客が現れて手を挙げて止める、といった調子で……。
唯一の柴山にとっての難点は、次々と現れる客が必ず目的地に、柴山の本拠地である東京の杉並区から遠ざかる方向の地名を挙げることだった。
好景気の時なら乗車拒否をしたかも知れないが、この時勢に地理不案内などと賛沢は言っていられない。
こうして柴山のタクシーは、遂に県境の多摩川を越えて、川崎-神奈川県に入ることになった。
神奈川県に入ってからも状況は全く変わらず、ほとんど流さないうちに、次から次へと客が現れた。(こいつはヤバいぞ。縄張り荒しだ。地元のタクシーに現場を見つかったら、何をされるか……)
だが、そこに客がいて拾うなと言うのは、猫の前に鰹節を置いて手を出すなと命令しているのにも等しい。そこで、つい乗車させてしまう。
するとその客が、なぜか必ず遠方を指示して夜の九時半を回った時には柴山のタクシーは、別荘地として知られた三浦半島の葉山近くにまで来ていた。

C(一九九八年センター試験・現代文)
『文化的支配に抵抗する』中西新太郎著

一日に放送されるテレビ番組を全部見るには何日もかかるだろう。その情報の山の大半はしかし、しらなくてもよいこと、製作局はちがっても中味は似たりよったりの代物じゃないか、そう言って非難しても、されたほうは全然こたえないのが大衆文化というものの特徴である。見る、見ないを選択する自由は視聴者の側にあるというわけだ。「俺のこと無視してもいいからね」と枕詞を用意しておいて語り出すのが現代の大衆文化に行き渡った話法なのである。
ところで、相手を無視する自由にははね返りがある。「文句を一言うのはそちらの勝手だけれど、それでこっちの自由を束縛するのは困る」という理屈。「言論・表現の自由」という理念がこの理屈を正当化するために使われることにも注意しておこう。大衆文化の下劣さやずうずうしさがまかりとおるのは、「お互いに無視しあう自由」というニヒリズムを武器として懐に隠しもっているからで、これを振りかざせば大抵の批評は、余計なお説教として無視できてしまう。
こういうやり方はじつをいうと、弱者が強者に抵抗するとき使用する「戦術」なのだった。権力者や権威をもった既存の体制にたいして、卑小な自分の言うことなぞ大したことでないのだから目くじら立てるな、と下手に出ておきながら相手をこきおろす。まず自分を卑下しておく道化の振りによって、客観的に存在している権威的(上下の)秩序を観念的に水平にしてしまう巧みな業。

D(推理小説)
「コバルトブルーの誘拐」瑞納美鳳著(大創産業)

同日、午後六時。
杉並警察署の刑事課捜査第一係でこの日の職場実務を終えた五藤田哲之介は、車中で永原真由美の携帯電話にかけた。
これから真由美の家に向かうことを、伝えておこうと思ったりだ。
携帯電話は、しばらく相手の電波を探って沈黙した後、一度のコール音も返さずに留守番サービスセンターに切り替わってしまった。
(変だな。署を出た時も、こうだつたが。まさか、電源を切っているはずはないし……)
今日の六時半には、永原家を訪ねる約束だ。約束がある日に携帯電話の電源を切るなどということは、常識から考えてあり得ない。
ましてや、相手は現役女子大生で社会通念もしっかりしている真由美だ。
(夕刻に確認の電話を入れると、前から約束してたんだが。何か不都合なことでも起きたんだろうか)
既に二通も電子メールを真由美の携帯電話に入れてあるが、こちらの返事もなく都合が悪くなったら直ぐに連絡が入るはずだが、それもないとなると、真由美の身に何か起きたのではないだろうか。
(こんなことなら、自宅の電話番号も聞いておくんだった)
五藤田は今更ながら、後悔した。
真由美の自宅の住所は分かっているのだが、永原家は電話番号を非公開にしていた。
一応、NTTに問い合わせてみたものの、案内嬢はそれを理由に、五藤田の希望を断った。
事件になったわけではないので、職権は利用できない。

E(英単語記憶術)
「閑話休題」接頭語の de とdes

辞書を引くと、deとdesには「分離」「否定」「降下」「逆転」「悪意」などの意味があると書かれている。両方とも意味は同じだが、deはdesからからSが外れたものである。
desは「ドシャッ」という擬声語から出発した言葉で、錠のような切れ味の鈍い武器を叩きつけた際に発する昔、だと考えると、この接頭語の持つ意味が理解できる。

まず、錠を何かの物に叩きつけた光景を、頭の中でイメージしてほしい。
錠を叩きつけられた物は割れて、二つに分離してしまう。だから、desにはまず「分離」の意味が発生する。また、物を錠で叩き割るのは、その物に価値がない、あっても意味がないと思うからできることだ。ここから「否定」の意味が生まれた。
否定するのに錠などを使わず、言葉だけで何かの物の価値にケチをつけ、価値を下落させることもできる。ここから「降下」の意味が出てきた。
更に、具体的な形を持っていない、抽象的な概念などを否定しようとすれば「反対」となる。特に、それが友人や味方のものであれば「悪意」となる。また、その悪意あることを実際に行動に移してしまった場合には裏切りでありその友人・味方をめぐる形勢・社会的情勢などを「逆転」「逆にする」ということになるだろう。
その典型例の単語が、depress「意気消沈させる」だ。悪意を持ち、ある人の価値基準を否定するように様々なpress「圧力」を加えれば、加えられた相手は落胆し、意気消沈してしまうからである。




さあ、いかがでしたか?
次に、計測したタイムを元に、あなたの一分間あたりの読書スピードを算出しましょう。
600(字)÷ 訓練文を読み終えるのに要した時間(秒)× 60=あなたの毎分の読書スピード
右記の数式で、あなたが一分間にどれだけの文字を読むことができるか、がわかります。
ちなみに、日本人の平均読書スピードは、毎分600文字です。ごく普通の文庫本の一ページが約600字ですから、一分間に約1ページ読んでいる計算になります。
平均的な日本人は、文庫本を1ページ読むのに、1分間を要しているのです。例文を読み終えるのに1分以上かかった人は、平均的な日本人よりやや遅い読書スピードといえるでしょう。



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