記憶は大脳のどこへ行くのか

記憶は大脳のどこへ行くのか?

さて、記憶には「短期記憶」「近時記憶」「長期記憶」の三種類があるとお話してきました。
覚えておく必要がなければ、入ってきた情報は「短期記憶」として数分ほどで消えてしまいます。それならば、覚えておきたい「記憶」は、いったい大脳のどこに保存されるのでしょうか。
前頭葉の箱にプールされた一時記憶の行方は、ワーキング・メモリーによって判断されます。その結果「これは必要だ」と決定された記憶は、新たな知識として「心内辞書」に書き込まれるのです。
前頭葉の箱を出ると、記憶はニューロン(神経細胞)を通り、心内辞書へと進んでいきます。この作業を手助けするのが、シナプスです。
シナプスは、ニューロンとニューロンを結ぶ、つなぎ目となる部分で、脳内情報の統合と伝達を担っています。ニューロンとシナプスはそれぞれ、ちょうど鉄道の駅と駅間の線路のような役割をしています。
もし線路が途中で切断されていたら、電車は先に進めませんね。あるいは、線路と線路の聞にすき間が空いていたら、どうでしょうか。
脱線を避けるために電車は、否が応にも減速せざるを得えません。ニューロンとシナプスの関係にも、これと同じことがいえます。
両者の聞にはわずかなすき聞が空いています。情報が心内辞書へ到達するまでの通路は、真っすぐな一本道ではなく、細かい点線の連続で成り立った道なのです。
どういうことか、かんたんに説明しましょう。
脳内の情報を、ニューロンは電気信号によってシナプスへ伝えます。ところが、シナプスは脳内情報を電気信号として扱うことができないので、ニューロンを出た途端、電気信号は使えなくなります。
ここでシナプスは、情報を電気信号から化学物質による信号へと変換させます。ニューロンを通過する問、情報は高速で走っていますが、化学物質による信号は電気信号と比較すると、情報伝達スピードがぐっと落ちます。高速道路に対する一般道路のようなものです。
低速でシナプスを通過してニューロンに到達した情報は、再び電気信号に変換されます。このように、高速と低速を繰り返しながら、情報は脳内を駆けめぐっているのです。
読書によって前頭葉の箱にプールされた記憶は、こうして心内辞書へ運ばれていきます。


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