第十回 「映画を観たあと、覚えているのは……」

第十回 「映画を観たあと、覚えているのは台詞? 映像?」

橘先生「アメリカとか欧米では、速読というのは授業で教えられるんです。大学とか高校の。私もアメリカの大学に教えに行きますけどもね」

永田「えっ、そうなんですか?」

 授業で教えていただければ、受験にはもちろん、その後の人生にも、物凄く有利じゃないですか!

橘先生「日本では、速読は授業で教えられていませんね」

永田「どうして日本では授業に入らないんですか? 入っていれば良いのに、と思う人は多いと思いますよ」

橘先生「どうしてかというと、日本ではヘンな感じで速読がはやったんですよ」

永田「ヘンな感じ、と言うと?」

橘先生「一九八一年だったと思いますけども、ロジャー・スペリーという人が、右脳と左脳は違いますよ、ということを発表して、右脳左脳理論で、ノーベル賞を獲っています。
 右脳のほうが能力が高いってことがわかってきたんですね。スピードとかね」

 スペリー博士について、少しだけ記載してみます。
 ロジャー・ウォルコット・スペリーは、アメリカ合衆国の神経心理学者。デイヴィッド・ヒューベル、トルステン・ウィーセルととともに一九八一年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。
 橘先生の仰っている賞のことですね。

永田「右脳人間か、左脳人間かというテストがありますね」

橘先生「例えば、映画を見ているときに、字幕・台詞などの言葉は、左脳が処理しています。映像は右脳が処理していますね。
 映画を見ると、どちらのほうをよく覚えていますか? 台詞と映像」

 うわ! 何て答えるのが正解なんでしょうか。
 そうですね、映画を見ていて、素敵な台詞なんかを覚えて帰ろうという心意気で観に行ったりするわけなんですけど、後になってやっぱり心にパッと浮かぶのは……

永田「映像かなぁ。
 台詞はこんなことを言っていたな、という意味的に覚えていますけど、シーンは割りと細かく思い出せます」

橘先生「そうですね。右脳のほうが、記憶を長く持てるんです」

 おお、正解です!(いや、そういう問題じゃないですよね)

橘先生「本を読んでいる時の記憶は普通、短期記憶で、三十秒ぐらいの記憶をイメージしながら読むと、もっと長いこと覚えています。
 映画のシーンだったら何ヶ月も残っていますね。そうすると、イメージとかの訓練は、高いレベルでやっていけばやっていくほど、役に立ちます」

永田「なるほど。右脳と左脳には、そういった働きの違いがあるわけですね。それが日本にはどういった形で入ってきたんでしょうか?」

橘先生「右脳と左脳の理論のノーベル賞の後、一九八二年に日本で速読ブームが起こったんです。
 名古屋の新聞記者の人で、加古さんていう人がいるんですけどもね。加古さんが、韓国の速読に興味を持ったんです」

永田「韓国から来たんですか、速読って」

橘先生「韓国の速読というのは、『キム式』という速読法なんです。韓国のキム式の速読っていうのは、実は写真記憶の速読なんです」

永田「写真記憶、って何ですか? フォトリーディングのことですか?」

橘先生「写真記憶というのは、そのまま写しとってしまう、写真のように。そういう記憶の速読なんですね。
 その加古さんがキム式速読法を、自分なりにまとめて、日本で広げ始めたんです。
 速読教室が日本でたくさんできましたけども、写真記憶をマスターできる人っていうのは、本当に少なかったんです」

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