速読理論 記憶のしくみ 短期記憶と長期記憶 | SP速読学院

記憶のしくみ 短期記憶と長期記憶

人間の記憶は、保存される期間によって《短期記憶》と《長期記憶》に分けられます。《短期記憶》は、数分間だけ保持される記憶です。それに対して、《長期記憶》は数日から数十年にもわたって、脳内に情報をためておくことができます。
 また、両者は保持期間だけではなく、容量にも大きな差があります。
 《長期記憶》の容量は、ほとんど無限だと考えてかまいません。私たちは非常にたくさんの情報を、長期記憶として脳に蓄えることができます。
 しかし、《短期記憶》の容量には限度があります。
 それでは、私たちが《短期記憶》に蓄えることのできる容量は、どの程度なのでしょうか。実験して確かめてみましょう。

[問題1] 次の数字を一度だけ心の中で読み、書き出しなさい。

【1】809
【2】6937
【3】32815
【4】846095
【5】7253940
【6】02841745
【7】462985301
【8】6593461681
【9】37165273870
【10】206126538973

[問題2] 次の単語のグループを一度だけ心の中で読み、書き出しなさい。

ア. バケツ、えび、ドライブ、雪、ぼうし
イ. かがみ、いす、時計、温度、花、いちご
ウ. カーテン、口紅、あんず、レール、サルビア、めがね、教科書
エ. まつ毛、うさぎ、バイク、すもう、指輪、ほうたい、ネックレス、雨
オ. 結婚、道路、自動車、空、テーブル、天ぷら、ズボン、美人、受験
カ. 救急車、ブラウス、水、ケーキ、ほくろ、カラス、虫歯、新聞、教会、スケート
キ. 線路、高校生、窓、クジャク、ラッシュ、階段、切符、魚、白衣、テニス、ワイン
ク. CD、タオル、コスモス、会議、ラグビー、焼肉、ワンピース、ダンベル、ひまわり、アスパラガス、ストーブ、着物

 さあ、いかがでしょうか。あなたは、いくつくらい数字や単語を記憶できましたか。また、数字を憶えるのと単語を憶えるのと、結果に差はありましたか。
 結果を評価するなら、次のようになります。

【数値記憶評定】
3~4  覚えることが大変苦手です
5~6  集中力が不足しています
7~8  平均的記憶力です
9~10  数字に強い人です
11~12 憶える才能があります

【単語記憶評定】

3~4  音の記憶もイメージの記憶も苦手です
5~6  平均的記憶力です
7~8  平均以上の記憶力です
     イメージを活用したらもっと良くなります
9~10  試験勉強で暗記するのは得意です
11~12 憶えることに才能があります

 数字なら7~8個、単語なら4~5個、暗記できるのが平均です。
 人間の短期記憶容量には、あまり個人差がありません。ほとんどの人の短期記憶容量は「7±2」です。
 これは、米国の心理学者ミラーが発見した、『マジカル・ナンバー7』という現象です。「7」という数字には不思議な力があるのか、世には「曜日」の数や「いろはにほへと」など、「7」を基調としているものがたくさんあります。

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