速読の理論 【単語検索処理】「心内辞書」から長期記憶を引き出す

【単語検索処理】「心内辞書」から長期記憶を引き出す

文章を読むときには、単語と単語をつなぎあわせているだけではありません。
「心内辞書」と呼ばれる大脳の側頭葉に蓄えられた記憶は、単語知識やネットワーク化された概念知識があり、それらと関連づけて理解しているわけです。
例えば、文脈を捉えながら読んでいる時に、知らない言葉に出会うと、「心内辞書」にないので、曖昧な理解で済ませて次を読むか、それとも正しい意味を本物の辞書から探し出す必要があります。探すのに手間取ると、辞書から見つけた時には既に前の文脈の記憶が失われていることになります。この場合は、もう1度戻らないと、文脈が分からなくなります。これを返り読みと言います。
いちいち辞書を引かなくても、単語の意味を思い出すことが遅い時も思考の中断が起き、文脈は失われてしまいます。
詳細は「単語再認の自動化」の項目で触れることにしましょう。
とにかく、文章をすらすら読み、理解するためには、頭の中から素早く知識を引き出すことが必要だということが理解できたと思います。この状態を「単語再認の自動化」と呼びます。
例えばタッチ・タイピングの人は、文字を見て、キーボードの文字位置を手が覚えているために、手は自動的に動き、文章の意味を考えながらでも途切れずに続けて打ちこんでいく余裕があります。反対にワープロやパソコンを始めて間もない人は、文節で文字を見て、キーボードで文字を打ち込む、次の文節を見て、又、キーボードで文字を打ち込む、このようなことを繰り返しています。これでは度々思考の中断が起こり、まとまりのある意味として、文章を読解することは困難です。精神的にも緊張状態を維持することが困難になり、すぐに疲労して、打ち間違いも頻繁に起きます。
単語再認の自動化とは、ほとんど無意識的に「心内辞書」から、すらすらと素早く単語を引き出せる“脳内情報処理システム”が形成されることです。
自動的な処理は早く、かつ正確になります。また、作動記憶容量をほとんど使用しないですみますので、残った作動記憶の容量は読解の過程に回されます。逆に貧弱な読み手の作動記憶容量は単語再認や音読などで消費され、読解の過程にはわずかしか使用されないので、読解が難しくなるわけです。

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