速読の理論 「分かる」の基準

「分かる」の基準

私は20年間、教育現場で授業を行なってきました。
最初の10年は高校教師として、生徒達に「分かる」かと問いかけてきました。
生徒の目を見ていると「分かる」か「分からない」か不思議に分かりました。経験から来た勘によるものです。試験問題を作り、テストしてみると、こんなに易しい問題も「分かってない」とがっかりすることが度々ありました。
教師時代の「分かる」は、基準がはっきりしていました。テストで点が取れることが分かることであり、授業中に分かっても忘れてしまえば「分からない」という評価になります。
速読を教え始めても、私は生徒に「分かる」か10年間、問い続けてきました。この時は客観的な基準は存在せず、生徒の理解に任されていました。なぜならば文章理解のなかで「分かる」ということは主観的な感覚であり、当人がどのように感じているかの問題だからです。
一般的に、資格試験や大学受験を目指している人達の「分かる」という基準は、高いものでした。当人の長い間培ってきた基準を、「間違っている、変更しなさい」ということは、難しいと思います。国語の読解テストで100点が取れる人と半分も取れない人では「分かる」というベースが全く違うからです。50点の人が100点に基準を合わせることは不可能ですし、100点の人が基準を下げることも、ナンセンスだと思います。

さて、速読トレーニングをしていて、読書速度が10,000文字以上の高速になってくると、ちょっと問題が起きてきます。このスピードでも、難関大学の受験生や中堅レベル以上の大学生から「分かる」と聞いたら安心するのですが、小学生だったら本当に「分かる」かと少し心配になります。そういう理由で「分かる」の客観的基準づくりを始めました。
速く理解するためには、次の3つのポイントがあることが分かりました。

 ●リーディングスパン(一目で意味が取れる理解文字数)が、どれくらい広がっているか。
 ●目がどれだけ速く動き、大脳の視覚野のスクリーンに、はっきりと写し出されているか。
 ●単語認識のスピードや量が、どれくらいあるか。

この3つが速読の基礎になります。
文節読みでは、一目で何文節まで読めるかが、上達のポイントになります。これらのことを約30項目にわたり、数値で評価していきます。
そうすると数値の評価基準まで生徒が勘違いすることがなければ(時々あります。その時は、矛盾した数値が出てくるので、生徒と話し合い、原因を捜し出し、修正します。)正しい評価を下すことができます。

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