速読書評『誰か―Somebody』

浅岡インストラクター書評『誰か―Somebody』

誰か―Somebody (文春文庫) 誰か―Somebody (文春文庫)

宮部 みゆき (著)
469ページ

今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。

【読書の所要時間】 20分(精読で1回)

今回、書評で読むことにしたのは、
月曜日8時からTBSにて放送されている『名もなき毒』の原作本『誰か』。
とても面白いドラマで先の展開が気になるので、せっかくなので速読を活かして読んでみることにした。

あらすじ
大財閥・今多コンツェルンの会長の運転手・梶田という男が自転車にはねられ死んでしまう。
犯人は逃走。
死んだ梶田には二人の娘がいた。
結婚を目前にひかえた控えめな長女・聡美と、明るく奔放な次女・梨子。
何を思ったか、姉妹は、大切な父の人生を、本として出版したいと言い出した。
今多会長は、姉妹が本を出すための相談相手として、娘婿の杉村を選ぶ。
次女の梨子は犯人を見つけるきっかけに本を出したいと言っていたが、
長女の聡美は反対に本を出すことに乗り気ではなかった。
聡美は杉村だけに反対の理由を打ち明ける。
『父は誰かに恨まれていて、殺されたのではないか』と言うのだ……
杉村は轢き逃げ事件の真相を探ることになっていく。
杉村は調べる必要のないことまで、調べてしまい……

先が知りたいという事で選んだ本であったという事もあり、全体理解の理解度で読んだ。
読み終わって、後味の悪い作品だなというのが正直な感想。
すっきりしない。
ひき逃げ事件の真相は明らかになるのだが、努力が報われない。
しかし、人生うまく行くことばかりではないので、こういうのもたまにはありかな。
毎回、努力して報われないという話では嫌だが、たまにはいいといった感じである。
努力のすべてがだめになったというわけではないが、最後はもう少し気持ちよく終わってほしかった。
主人公の杉村は、どちらかというと平凡な男といった印象をうける。
だからこそ、読んでいて主人公に感情移入がしやすかった。
感情移入しすぎて、読み終わった後に、もやっとしてしまったのかもしれない。

この『誰か』の続編に『名もなき毒』がある。
どういう展開なのか。そちらも気になるので、さっさと読んでしまおうと思う。
しかし、読んでしまうと先が分かってしまい、ドラマを見るのがつまらなくなってしまうので、やめておく。

(浅岡インストラクター 2013年8月)


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