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草野インストラクター書評『いざ志願! おひとりさま自衛隊』

いざ志願! おひとりさま自衛隊 (文藝春秋) いざ志願! おひとりさま自衛隊 (文藝春秋)

岡田 真理 (著)
330ページ

自衛隊は、今日も頑張ってます!
酔った勢いで受けた「予備自衛官補」の試験が合格。全身あざだらけの戦闘訓練、土砂降りドロドロの匍匐前進。驚きの体当たり体験記。

【読書の所要時間】 30分(精読で1回)

著者が予備自衛官補として訓練を受ける様子が書かれています。「予備自衛官補」とは、陸上自衛隊の予備自衛官になるための訓練生。「予備自衛官」とは、普段は企業等の一員として活躍し、いざというときは自衛官として社会に貢献できる制度です。
 大きな災害や有事など、現職の自衛官だけでは数が足りなくなるような緊急事態が起こってしまったときには、会社員や学生や主婦をしている予備自衛官が、自衛官に変身して国防の任に就きます。

 自衛隊について何も知らない著者が、お酒の勢いで自衛官を目指すことになりました。ただ、応募資格27歳未満という年齢制限の壁があり、34歳未満まで可能(医師や情報処理などの有資格者、英語やロシア語などに堪能な人は「技能コース」として50代頃まで可能)な予備自衛官補の一般コースに志願します。
 採用試験は技能コースと一般コースで少し異なりますが、5教科の筆記試験は得意の数学で、面接は笑顔とはったりで乗り切り合格。本人も合格したことに驚きつつ教育訓練召集命令書が届きます。

 予備自衛官補は、一般コースの場合50日間の教育訓練を受けます。5日間の訓練を10回受け、この50日間を終えると予備自衛官に任官されます。
 現職の自衛官の新隊員教育と同じく、敬礼や行進、銃の扱い方、分解結合の仕方、戦闘訓練、射撃など、自衛隊での訓練の模様を書いています。

 酒に酔ったいきおいでという応募動機からして面白いのですが、厳しい訓練について、文章が面白楽しく書いてあり思わず笑ってしまいます。
 びびりながらも明るく訓練をこなしていく著者につられて、つい行ってみたいなと思えてきました。訓練の過酷さや年齢制限に加え訓練期間中の休職など、実際に予備自衛官補の訓練を受けることは社会人にとってなかなか難しいことですが、この本を読み自衛隊の方が普段どんな生活の中でどんな訓練をしているのかがわかり勉強になりました。

 堅苦しい文章ではなく、おもしろく書いてありますのでとても読みやすいです。本屋ではミリタリーコーナーの棚に置いてありましたが、訓練内容や自衛隊用語など、それぞれの章にわかりやすい説明も書いてありますので軍事関連の知識がない人でも楽しんで読めます。

(草野インストラクター 2013年5月)


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