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速読の理論 速読時の目の動き

速読時の目の動き

速読術のトレーニングをした後で、目がとても疲れることがあります。これは、日常生活においてはほとんど使っていない目の筋肉(眼筋)を動かすことになるからです。これを全身運動に喩えれば、速読術のトレーニングをしたことがない人は、ほとんどベッドで休んでいて、ごく稀に散歩程度の運動しかしない病人のような筋肉の使い方しかしていない、ということなのです。そういう人は、ちょっとした運動で筋肉痛を起こしますが、それが眼筋に関しても起こるのです。
本を読むときには、目は上から下へ、または左から右へ動かします。車を運転するときには、フロント・ガラスを通して見える景色、信号、道路標識、看板、様々なお店、歩行者、自転車、対向車などに転々と視点が移ります。スポーツをしているときには、目でボールや他選手の動きを追っていきます。
このように、日常生活では目を動かしているつもりでいても、目の動きはパターン化され、本人が自覚しているよりも実際は遥かに動きが限定されているのです。

中でも特に、読書時の目の動きは非常に小さいのです。運動不足の人がいきなり運動を始めたら、最初は筋肉やスタミナを付けるどころではなく、ただへトへトに疲れるだけです。ですが、運動は身体のリハビリテーションですから、最初の疲労段階さえ克服すれば、運動することによって身体の動きが正常になり、健康にもなってきます。
ただ、いきなり激しい運動をするのは良くありません。いきなり過激な運動をすると、最悪の場合には筋肉痛や敬帯を切る恐れがあります。入念にストレッチ運動を行ない、予め筋肉を、柔軟にしておきます。この予備運動により、ある程度まで筋肉痛や怪我を防止することができます。
速読術のトレーニングも全く同じで、まず初めに眼筋ストレッチ運動を行なってください。

その次に視点移動トレーニングに移ります。
最初は、どうしても気持ちが張り切るので、やり過ぎないように特に注意する必要があります。続けることのほうが大事で、これは毎日の散歩のようなものだと考えてください。ごくたまに、思い出したように気紛れに長距離を走るよりは、毎日欠かさず、一定距離を早足程度に散歩するほうが、健康維持には遥かに効果的ですが、速読術の予備運動である眼筋トレーニングも同じです。毎日、それが不可能ならば1日おきにでも継続して実行することにより、眼の筋力が徐々に付いてきます。
最初は、1日5分程度を目標に、続けて行なってください。
これらの眼筋ストレッチ運動や視点移動トレーニングは、ベイツス理論に基づく視力回復トレーニングと同じ方法ですので、仮性近視の人は、一ヶ月くらいのトレーニングで視力が元に戻る場合があります。真性近視となってしまった人でも、多少は視力の向上が期待できます。


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