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速読の理論 人生における読書時間について

人生における読書時間について

人に与えられた時間は、平等です。
1日24時間の内、1時間を割いて読書に充て、そういう生活を10歳から60歳まで50年間も続けても、トータルで僅かに18250時間にしかならないのです。
「時は金なり」という言葉がありますが、時間の使い方を工夫することによって時間を有効活用することを図らなければ、1度きりの人生は“大いなる無駄の集積”となって、後悔することになるでしょう。
読書における速読術は、そのような後悔を回避する、時間の有効活用法の1つです。
ところで、F1ドライバーは、レースの最中には、時間が経過するのを遅く感じるそうです。
時速200キロ以上の高速で走り続けると、1時間では200キロ以上を“処理”したことになります。
そして、レースを終え、時速40キロで自宅に帰っていく時には、一転して時間の経過を早く短く感じるそうです。
これは、単位当たりの時間内で“処理”をしている、距離という“情報量”が少ないからだと考えることができます。
何でF1ドライバーのことを持ち出したのかと言いますと、こういう“時間感覚”が、読書にも当てはまる、援用して考えることができるからです。
分速60000文字の人は、1分間に100ページを読むことができ、これはF1ドライバーの高速走行に相当します。
猛烈なスピードで読書というレースを突っ走り、“情報処理”をしているわけです。
その1分間は、当人にとっては充分に長い時間ですが、ごく普通の人にとっては、アッと言う間に過ぎてしまう、どうということはない時間です。
ちょっと長めの信号が赤から青に変わるのが1分ですから、我々の生活の中でも、全くどうということなく消費してしまう時間で、まさに「光陰、矢の如し」です。
ところが、そのような短い時間を極めて有効に活用している人が現実に存在しているというのは、どういうことでしょうか。
これは、トレーニングによって脳の情報処理スピードが速くなると、時間に対する感覚が麻痺する、ということなのです。
その結果、時間を有効に活用できる状態になります。
例えば、90分の試験時間が3時間に感じられるほどに脳の情報処理スピードが向上すれば、つまり本人の感覚としては「3時間を費やして半分の1時間半相当の問題を解けば良い」わけですから、成績アップは間違いがありません。
もちろん、この場合にも基礎学力は必要です。
どれだけ時間を注ぎ込んでも解けない問題は依然として解けないわけですから、問題に取り組む以前に、基礎学力を蓄えるために速読術を活用する必要があります。
いずれにせよ、若い時から速読術を身に着け、それを目的に応じ臨機応変に使い分けるように工夫していけば、一生の内には、書物にして数万冊分にも相当する情報を“我が物”とすることができるのです。
今後とも情報は、いよいよ複雑多岐に亘っていき、“高度情報化社会”となっていくわけですから、情報を早く収集し把握した人が圧倒的に有利な立場に立つことができます。



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