速読記憶術 読書感想文「運の強い人間になる法則」

SP式記憶術レポート(京都教室 T.K様)

受講生の方によるSP式記憶術のレポートです。
10~20分で初見の本(一冊または一部)を何度か読みます。その後、本を一切見ずにブレインマップを作成し、要約や感想文を書き出します。

『運の強い人間になる法則』竹村 健一 著

SP式記憶法単語書き出しシート
ブレインマップ

 チャンスを掴む人間になるための方法論であるが、そもそも運の良い人がいる。
 野球界で言えば長島や中畑が挙げられる。彼らに共通している事柄は、その性格が天真爛漫であるということだ。乃ち打てれば全身で喜びを、凡退に終われば「コンチクショー」と悔しさを目いっぱいに表現する。筆者である竹村氏はこのような人間を裸人間と名付ける。また、筆者自身がこれまで何事も好勝手に行ってきた裸人間であるという。大学で教鞭を執っていた時分にヤングオーオーというTV番組に出演していた為、教授会で問題であるとされたことがある。しかし、竹村氏はへっちゃらであったらしい。
 この様な行動は一見して強気であると感じられるが、暗黙のルールを破っているという見方もできるように思われる。掟破りや KY と揶揄されても仕方がなかろう。
 さて、竹村氏曰く、人は生活していくうえで、また年を重ねているうちに「様々な衣」を身につけてしまうという。この様々な衣とは「大学教授だから云々」といったものや「もう30歳なのだから云々」といったものである。この様々な衣を数多く身に付けていると、コチコチに凝り固まった人間になってしまうという。筆者はこの様に凝り固まった人間を「着ぶくれ人間」と呼ぶ。つまり形式にとらわれない生き方が重要であり、その様に生活することが冒頭で述べたラッキーな人間になる道である。しかしながら、現代人とりわけ日本人においてはコチコチの着ぶくれ人間が多いという。自身を他者に紹介する際には名刺が一般的であるが、名刺に肩書きがズラリと並んでいる人も見受けられる。勿論、「○○株式会社 取締役」などは書くべきものであろうが、中には「○○連盟会長」など特に関係の無いものを掲げている人もいる。竹村氏はそれではチャンスをつかむ裸人間にはなれないと示す。別の例では講演などで登壇者に付けるリボンにも異議を唱える。なぜならそれらが着ぶくれ人間の象徴であるからだ。場合によってはリボンの大きさや色によって格付けがなされているという。従って彼は必ずリボンの着用を断ることにしている。単純に嫌いなのである。確かにこの批判は的を射ていると思われるが、もし肩書主義を批判するのであれば、名刺文化そのものを否定する方が効果的である。竹村氏の言う裸人間であれば顔と名が一致すれば良いので口頭での紹介で十分なのではなかろうか? また講演時のリボンの件に関しても、彼の意図は理解できるが、そこまで頑固に拒まなくても良いのではないだろうか。大切なことは気の持ち方であって、リボンを付けていても謙虚な心を失わない様努めることで事足りると思われる。
 さらに竹村氏は自身の経験をもとに「場」の重要性を説く。以前彼は月に一度京都の経営者を集めて塾を開いていたそうだが、毎回講演の会場を喫茶店やディスコなど特異な所に設定していたという。これは議論を活発に交す為の工夫である。中でもサウナ風呂で行った時はざっくばらんに質問が飛び交いとりわけ議論が活発になり、大論争となった。これは裸の効果であるという。確かに身につけているものを脱ぎ捨てれば身がかるくなる。これは精神面にも影響を及ぼすものと思われる。社長であろうと若手社員であろうとフツーの人間であることが、裸になれば理解しやすい。これが親近感を沸かせ、会社を変えるのだという。実際会議室で議論を交わすより生産的であろう。
 この様な竹村氏の指摘は今日では半ば常識となっている。例えば会議前のアイスブレーキングなどが挙げられる。竹村氏の主張はそれなりに面白かったが、ではどうやって会社で裸人間を作るのかが示されていない。また、冒頭のチャンスを掴む方法と裸人間とが結び付けられていない。裸人間又は脱着ぶくれ人間が如何にしてラッキーな人となるのか、それが問題である。

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