1冊30分 読書感想文「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」

30分で読破した後のレポート

受講生 田沢大地さんによる読書レポートです。
本を見るのは最初の30分のみ(速読)。その後、本を一切見ずに作成した感想文です。

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』 山田 真哉 著 216ページ

 そのタイトルの奇抜さゆえか、一時期話題となったこの本を、やはり私もタイトルに惹かれ手にしてみた。それまで、「さおだけ屋の経営」についてまるまる1冊書き上げた本なのかと思っていたが、実際にはさおだけ屋の話は本書の中で挙げられた一例であった。読み終えて改めてタイトルについて考えると、なんともセンスのいいタイトルである。
 さて、この本は実際には「会計学」の入門書という位置づけのものであった。会計学という数字ばかりでとっつきにくそうな学問を、「誰が買うのか疑問なさおだけ屋」、「ベッドタウンにある高級フランス料理店」、「在庫ばかりの自然食品店」といった、我々に身近で不思議なお店を例にしてごく基本的な部分から紹介している。専門の会計用語が巻末にまとめられているが、これも著者がそれぞれ一言でわかりやすく言い直してくれていてありがたい。内容自体は、大学で経済分野も学ぶ私としては簡単なものであったが、「在庫はなぜ悪か」や「回転率とは」といった基本的事項を、シンプルな説明でより深く理解させてくれるものであった。
 「会計学」は私にとって未知の分野で「簿記」のイメージくらいしかなかったのだが、著者も語るように、会計学は私たち自身の生活にも応用できる便利なもののようだ。私は非常にケチな人間であるので、本書で述べられている会計学の概念を日々意識しつつ、家計をより健全で効率的なものにしていきたいものである。本書を読んで改めて意識させられたのは、以下の2点であろうか。

・節約は絶対額で考える
スーパーで何十円の差を気にし、買うのをためらったり別のスーパーへ行ったりする私であるが、もし100万円と101万円の商品を比べたならば、1万円くらいたいしてかわらないや、という気持ちになっていましがちだ。ここで1万円余分に使ってしまったとき、日々の何十円の節約の積み重ねが一瞬でパーになってしまうのである。本書では、「1,000円のものを500円で買ったら、50%引きで大変お得な感じがするが、所詮節約できるのは500円だけだ。節約は%ではなく絶対額を見よう。」と指摘する。
 最近、自動車学校代を払ったり新しいギターを買ったりと、数十万円単位でお金をつかっている。額が大きくなると、数万円くらい…… という気持ちに実際になっていたのだが、ここで気を緩めては毎日の節約の意味がなくなってしまう! 気を引き締めよう!

・安物買いの銭失い
これは言葉の通りである。安いからといって飛びつくと、実際損になるかもしれない。とくに私の場合は食品にこれが当てはまる。普段はケチゆえに外食など一切せず、週末にスーパーで食材をまとめ買いし毎日自炊をしているのだが、最近はどうも忙しくご飯をつくる暇がない。そうなると、冷蔵庫にある食材は使われぬまま時間が経過し、ついには消費期限切れに……。食べないで捨ててしまっては、いくら安くても無駄金を使ったのと同じだ。まあとは言っても、もったいないので、消費期限が切れても怪しい臭いがしない限り「火を通せば……」と躊躇せずに食べるが、こんなんで体を壊したら、それこそ医療費で余計な出費である。安いというだけで手をださず、もう少し計画的に食材を買おう。

おまけ
・人脈は回転率で考える
回転率の話の中で、人脈の話がでてきた。著者が言うには、「100人と薄っぺらい関係を築くより、100人の人脈をもつ一人の人と深く付き合え。」だそうだ。これは説得力のある言葉である。私も大学入学してはや1年、人脈は宝と積極的に様々な人と知り合ってきたが、交友が続いているのはごく一部である。手を広げすぎても、やはりそれを続けるのはなかなか難しい。しかし仲の良い友人から紹介してもらった人物とは、友達の友達というせいもあってか、スムーズに関係を築きかつそれが継続しやすいことを身をもって実感している。今後の人生、この言葉を胸により有意義な交友関係を築きたい。
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