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と子どものきつねがおなかの下から言うのでしたが、母さんぎつねはどうしても足が進まないのでした。そこで、しかたがないので、ぼうやだけを一人で町まで行かせることになりました。
「ぼうやお手々を片方お出し。」
とお母さんぎつねがいいました。その手を、母さんぎつねはしばらく握っている間に、可愛いい人間の子どもの手にしてしまいました。ぼうやのきつねはその手を広げたり握ったり、つねってみたり、かいでみたりしました。
「何だか変だな、母ちゃん、これなあに?」
と言って、雪明かりに、またその、人間の手に変えられてしまった自分の手を、しげしげと見つめました。
「それは人間の手よ。いいかいぼうや、町へ行ったらね、たくさん人間の家があるからね、まず表に円いシャッポの看板のかかっている家を探すんだよ。それが見つかったらね、トントンと戸をたたいて、『こんばんは。』って言うんだよ。そうするとね、中から人間が、すこうし戸を開けるからね、その戸のすき間から、こっちの手、ほらこの人間の手を差し入れてね、『この手にちょうどいい手ぶくろちょうだいって言うんだよ。』、わかったね、決して、こっちのおててを出しちゃだめよ。」と母さんぎつねは言い聞かせました。
「どうして?」
とぼうやのきつねは聞き返えしました。
「人間はね、相手がきつねだとわかると、手ぶくろを売ってくれないんだよ、それどころか、つかまえておりの中へ入れちゃうんだよ、人間ってほんとにこわいものなんだよ。」
「ふうん。」